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夜釣りでの厄介者!でも綺麗?『夜光虫』について調べてみた!

どうも。よゐこパンダです。

夜釣りに行って全然釣れないとき、水面をよく観察していると何だかぼんやり光っていることがあります。

穂先で水面をたたいたり、糸が水面を触れたりするとまるでネオンのような輝きがチラチラと…

そいつはおそらく【夜光虫】とよばれる、海の厄介者になります。

この夜光虫がいることで、釣果に結構な影響がでるとかなんとか。

でも綺麗なのは確かなんです。

釣り人にとっては最悪、でも観察したい人にとっては最高。

本日はそんな夜光虫について調べてみました。

是非読んでいただければ幸いです。

目次

まず夜光虫について知ろう!

まず、夜光虫とは何か?について少し知っておくことにしましょうか。

夜光虫とは?

夜光虫(Noctiluca scinfillans)は、原生生物に分類される、海洋性プランクトンの一種。単にノクチルカと呼ぶこともある。名前の通り夜に発光し幻想的な姿を見せる。昼間は単に赤潮の姿としてあらわれる。

難しい言葉が出てきていますね。

とりあえず、この説明を読むだけだと、夜光虫は幻想的という良いイメージと、赤潮というマイナスなイメージ両方をつかむことができます。では次に原生生物やプランクトンのような説明をもっと深く掘り下げてみましょう。

原生生物やプランクトンは生物の分類方法

では先ほど文に出てきた、原生生物やプランクトンについて意味を理解していきましょう。

原生生物って?

原生生物は、生物を5つの世界に分けたときの一つです。

5界説は大きく、原核生物(という細胞小器官がみえない)、動物、植物、菌、原生生物(動物、植物、菌の特徴を併せ持ったどれにも分類されない生物)にわかれます。

ちなみに動物、植物、菌、原生生物は真核生物といわれます。

ノクチルカの場合、真核生物というくくりの原生生物に分類されます。

<5界説の構造>

正直これは、アウトドアを行うにあたって知っておく必要はありませんが、動物系のウィキペディアや図鑑をみると結構多用されていたりもするので知っていて損はないです。

プランクトンとは?

プランクトンも生物の分類方法ですが、こちらは生物の生活形態からみた分類方法です。

まず、海洋水生生物には大きくプランクトン(受動)ネクトン(能動)があります。

遊泳能力がなく浮遊するものを特にプランクトンといい、光合成をおこなう植物プランクトンと、植物を捕食する動物プランクトンに分類されます。

逆にネクトンは、自ら遊泳するタイプのものをいいます。

このことから、夜光虫という生物をわかりやすくまとめると「植物、動物、菌のどれにも分類されない特徴をもった原生生物であり、海面をただようプランクトンである」とまとめることができる。

・夜光虫は綺麗だけど赤潮の原因になるプランクトンでもある。
・原生生物やプランクトンとは生物を分類した時の名称。

・夜光虫は 「植物、動物、菌のどれにも分類されない特徴をもった原生生物であり、海面をただようプランクトンである」 と解せる。

夜光虫は赤潮の原因!赤潮とは?

<赤潮>

さて、もう一度さきほどの夜光虫の説明を引用することにしましょう。

夜光虫(Noctiluca scinfillans)は、原生生物に分類される、海洋性プランクトンの一種。単にノクチルカと呼ぶこともある。名前の通り夜に発光し幻想的な姿を見せる。昼間は単に赤潮の姿としてあらわれる。

そうです。夜光虫は赤潮の原因の一種です。さて、赤潮と聞いてどんなイメージを持ちますか?

個人的に魚を死滅させるようなものすごく悪いイメージしかありません(笑)

とりあえず、次は赤潮について調べてみましょう。

赤潮とは?そして魚への影響!!

赤潮(別名:くされみず、やくみず)とはプランクトンが爆発的に増え、視覚的に見えるようになった状態です。

光合成植物プランクトンが爆発的に増えたタイプと、動物プランクトンが爆発的に増えたタイプがあり、後者の場合は溶存酸素を奪うことから魚の死滅を招くときもあります。

また、魚のエラに詰まり呼吸を阻害するといったこともありその被害は甚大。

これが赤潮というイメージを悪くさせているんですが・・・夜光虫が赤潮の原因の場合、その影響は少ないともされています。

なんと…夜光虫の場合同じ赤潮でもそこまで有害ではないらしいです。

夜光虫が魚にあまり有害でないということは調べていてわかりましたが、実際釣れなくなるのは確かです。

おそらく、いろいろな複合要因が原因と思われます。下記にその要因のまとめてみます。

  • 夜光虫の光でルアーがばれる
  • 影響はないとはいえ溶存酸素は少し落ちている
  • 魚のエラに影響する

おそらくこれら複合要因が、釣果を悪くしています。

赤潮発生の要因は?

赤潮は、プランクトンが大量に発生した状況です。

<発生しやすい環境>

プランクトンの発生する要因として、ある一定の温度を維持していることそして栄養価(特にリン、窒素)が豊富なことがあげられます。

さらに潮の流れがなければ、栄養価や水温がとどまり、爆発的にプランクトンを増殖させ、結果赤潮を引き起こします。

この増殖要因をみると、工場排水の多い湾内などが赤潮の発生しやすい場所とも受け取ることができますね。

また波の緩やかな時なんかも発生しやすくなっております。

・夜光虫は赤潮の原因の一種。
・夜光虫はそこまで有毒ではないが複合要因で釣果を落とす。
・赤潮は湾内など淀んだ場所で発生しやすい。

夜光虫はなぜ発光するの?

なぜ夜光虫は発光するのでしょうか?

夜光虫が発光するのは、ルシフェリン-ルシフェラーゼ反応というものが原因。

とにかく刺激に反応して発光します。

そのため波打ち際や、投げ入れた石に反応して光ることもあるでしょう。

また釣りの時は、水面に触れた糸や、ルアーに反応して発光します。

夜光虫がアウトドア活動に与える影響

さて、ここまでで夜光虫自身が発光し、赤潮になり溶存酸素を低下させ、その結果魚や釣果に影響を与えるということを学んできました。

つまり夜光虫は厄介な存在なのです。それでもやはり美しいといったメリットもあります。

夜光虫が存在することでアウトドアにどう影響してくるのでしょうか?

ここではそれを考えてみましょう!!

キャンプやドライブに夜光虫は最適?

夜光虫のメリットとして、「夜光虫観察」ができるというものが一番にあげられると思います。

キャンプやドライブ等のレジャーでは夜光虫はいい影響を与えます。夜光虫を観察しながら一息つくのもいいかもしれません。

夜光虫の美しさは素晴らしいものがあります。自然が生み出す幻想的な光を楽しめるといった点では夜光虫は本当に活躍する生き物なのかもしれません。

<綺麗な夜光虫>

夜光虫は釣り人にとってはやはり厄介者

先ほどから何度も書いているように、夜光虫は釣りというアウトドアから見てみると最悪な存在かもしれません。

魚に悪害や警戒心を与え釣果さげてしまうので、夜光虫の光る夜はなるべく釣りを避けたいものです。

ただし、絶対に釣れないということもないので釣り方を変える等の対策を行ってみましょう。

夜光虫発生時のアウトドアはこうしよう!

さて、夜光虫に関してある程度理解しましたね。

最後に夜光虫が発生した時のアウトドアの楽しみ方をまとめ本日は終わりにしましょう。

まずは『観察』という方向に頭を回そう

実際、海辺について夜光虫の存在を確認したときは観察に回ってみてはいかがでしょうか?

綺麗ですし、結構珍しいものと思いますので、いい思い出つくりになると思います。

夜光虫が観察できる場所は、湾内もしくは穏やかな波打ち際になります。

また日本海側よりも太平洋側のほうが発生しやすく、 時期は春から夏にかけて
雨の降ったあとの蒸し暑い日、晴れが続いて気温が高くなった後に発生しやすい傾向があります。

夜光虫がいるけど釣りがしたい場合

観察よりも釣りがやりたい!

アウトドア好きの中でも特に釣り好きはこのように感じるかもしれません。

しかし、何度も書くよう夜光虫は刺激に反応しやすく、その結果ルアーやラインのアクションに反応してそれ自体を光らせます。

光ったラインやルアーは当然魚の警戒心を煽り喰いつきがわるくなります。

また夜光虫の光によって照らされた餌となる魚はフィッシュイーターの餌食となるので寄り付かず、結果として釣果に悪影響を与えます。

それでも釣りたい!そんな方のために、夜光虫対策方法をまとめてみました。

①ボトムの魚を狙おう

夜光虫のようなプランクトンは表層にいます。あえてボトムの魚を狙うことで、通常通りの釣果を望めるかもしれません

②潮の動いているところを狙おう

夜光虫は、潮の動きが少ないところにたまる傾向があります。そういう時は、潮の動きがあるような場所を探ってみるのも釣果に繋がると思います。

③「スローの釣り」を心がけよう

夜光虫のいる時はスローの釣りを心がけましょう。

夜光虫は特に、激しい動きに反応して発光します。この発光を防ぐためには、スローな動きが一番になってきます。

④糸はフロロカーボン!

フロロカーボン製の糸は他の糸に比べて沈みやすい傾向があります。

表層をねらっていては、たまったプランクトンに接触し発光させる恐れがあるので沈みやすいフロロカーボンを選択するというのも一つの手になります。

⑤やはり観察にたちまわろう

どうしても釣れないという時は、夜光虫観察に立ち回りましょう。柔軟な発想はアウトドアをより楽しくさせます。

そんなに見えるほどの夜光虫がいないときも、海風を感じながらコーヒーでも飲みましょう。いいものですよ。

まとめ

いかがでしたか?

本日は、夜光虫、そしてアウトドアへの影響について調べてみました。

釣りの大敵でありながら、こころを癒してくれる夜光虫は、アウトドアの世界とは切っても切り離せない存在です。

夜光虫に対策し、時には観察してやるという心構えをもつことで、より一層自然と遊ぶのが楽しくなってきます。

今回、調べて、みんなで学んだことを活かし、さらなるアウトドアライフに繋げていきましょう!

以上、よゐこパンダでした。

読んでくださりありがとうございます。

では!!

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