どうも。よゐこパンダです。
本日はSOTOのシングルバーナーの中でも有名なレギュレーターストーブST-310について紹介したいと思います。
レギュレーターストーブST-310は安定性・耐寒性の高さとコスパをメリットとするシングルバーナーです。
もし、あなたが最初のバーナーとしてレギュレーターストーブST-310を考えているならば、断言しましょう。
「レギュレーターストーブST-310」は間違いなくオススメのバーナーです!
いや最初でなく2代目としても買うことをオススメします。
僕も愛用のバーナーが古くなってきたのでついに購入しました!!
僕はこのレギュレーターストーブST-310を購入するまでは、プリムスの2243を使用していました。
正直いってプリムスの2243は名作です。他のプリムスバーナーよりも値ははりますが堅牢で火力が高い。
しかし、OD缶ならではの不安定性およびコストの悪さが目立つんですよね(泣)
一方レギュレーターストーブST-310はCB缶で横置き、さらに言えば本製品自体が幅広いのでかなりの安定性を持ちます。
耐寒性もいいみたいなので、初心者からベテラン問わず人気と…
ということで、レギュレーターストーブST-310購入し使ってみたのでレビューすることにしました!!
SOTO レギュレーターストーブST-310とは?
まずはレギュレーターストーブSOTO ST-310について紹介していきたいと思います。
レギュレーターストーブST-310について
レギュレーターストーブST-310は新富士バーナー株式会社のアウトドアブランド「SOTO」が販売しているシングルバーナーのことです。
そのコンパクトさや高い耐寒性・安定性、コストパフォーマンスは評判がよく、初心者からベテランにまで広く使われる超人気アイテムとなっています。
またコストの高いOD缶(アウトドア缶)ではなく、比較的安いCB缶を使用できるといった点も強みで、特に毎回の出費をおさえてキャンプをしたいという方にはオススメの商品です。
なおOD缶とCB缶の違いの記事はこちらになりますので参考にしてください↓↓
SOTO ST-310のスペック
続いてSOTO レギュレーターストーブST-310のスペックについてです。
商品名 | SOTO レギュレーターストーブST-310 |
メーカー | SOTO(新富士バーナー株式会社) |
外観寸法 | 幅166X奥行142X高さ110mm(使用時・本体のみ) 幅140X奥行70X高さ110mm(収納時) |
重量(本体のみ) | 330g |
発熱量 | 2.9kW |
使用時間 | 1.5時間 |
点火方式 | 圧電点火方式 |
材質 | バーナー・つまみ:ステンレス スイッチ:樹脂 |
付属品 | 収納ポーチ |
レギュレーターストーブST-310の特徴『マイクロレギュレーター搭載』
名前にもついているレギュレーターとは制御装置のことで、流体の噴出量を制御します。
つまりマイクロレギュレーターとは「小型の流体制御装置」を意味し、これをバーナーの内部に搭載することによりガスの噴出量を制御してくれます。
さて、ここで少し難しい話をさせていただきます。
以前書いたガス缶の記事において、火力はガスが気化する沸点に依存し、気化温度が低いガスが多く含まれているものほど火力が高まるという話をさせて頂きました。
沸点の比較的高いノルマルブタンを例にあげますと、高所や低温地ではなかなか気化せず十分な火力を発揮できません。
この時より多くのガスを気化させるためには、なるべく暖かい場所で使用するかガスの吐出口を目一杯開き多量のガスを気化させる必要があります。
この時ガス量を微調整してくれる機構がこの「マイクロレギュレーター」なのです。
マイクロレギュレーターはこのようにガスの量を微調整し、寒い時でも十分な火力を発揮してくれるように調整します。
レギュレーターストーブST-310はこのマイクロレギュレーターを搭載しているおかげで、十分な耐寒性を持つことを可能にしました。
当然この逆もしかりで暑い場所での急激なガスの吐出や、傾けた際の生ガスも制御してくれます。
詳しくはレギュレーターストーブST-310のメリットの項目で書いていきましょう。
SOTO レギュレーターストーブST-310のメリット・デメリット
次にSOTO レギュレーターストーブST-310のメリット・デメリットについて紹介していきます。
SOTO レギュレーターストーブST-310のメリット
まずはSOTO レギュレーターストーブST-310のメリットからです。冒頭でも軽く触れた通りなのですが少し掘り下げて解説していきましょう。
SOTO ST-310のメリット
・コスパがいい
・安定性が高い
・耐寒性がある
・生ガスが出にくい
・五徳の大きさ
コスパがいい
SOTO レギュレーターストーブST-310のメリットといえば何といってもこれでしょう。
折り畳み可能でそこそこの火力を持ち合わせつつなおかつ5~6000円台で購入できるのでSOTO ST-310のコスパはかなりいい方であると感じます。
性能にいたっても、初心者・ベテラン問わず評価されているので申し分ないといえます。
さらにはCB缶を使用するといった点。CB缶は安く探さなくても比較的近い場所で購入できるといった特徴があるので、長期的に考えてもお得といえるでしょう。
このコスパならシングルバーナーに迷った時の最初の一つとしてもお勧めできます。
安定性が高い
次に安定性の高さもレギュレーターストーブST-310のメリットとなります。
OD缶はどうしても縦長になるため、段差がある場所では安定性という面で不利になります。
しかしCB缶のシングルバーナーは設置したときに基本横長になるため、安定性はOD缶のシングルバーナーより有利になります。
レギュレーターストーブST-310も燃料がCB缶なので安定性は高いでしょう。
耐寒性がある
前の章で紹介したようにST-310には『マイクロレギュレーター』という機構が搭載されています。
このレギュレーターがガスの噴出量を調整してくれるので、寒い地域でも十分な火力を発揮してくれます。
この耐寒性もまたメリットの一つでしょう。
生ガスがでにくい
新品のガスカートリッジは安定した場所で使用しないと液化したガスが発生しやすくなります。
生ガスが出た状態で着火してしまうと、燃え上がり非常に危険。
これは以前PRIMUSのバーナーで体験しました。(※PURIMUSのバーナーは悪くはありません)↓↓
「マイクロレギュレーター」はこのガスの噴出も防いでくれるそうなので安心です。
このように危険を防げるようなメリットもあることはありがたいですね!
五徳の大きさ
これもレギュレーターストーブST-310の特徴でメリットです。
五徳のサイズは外形130㎜。これは僕が愛用しているPURIMUS2243とほぼ同じ直径。かなり安定します。
またPURIMUSの2243同様、大きめの五徳を採用しているので他メーカーのクッカーやスキレット、ヨコザワテッパンなど様々な調理器具に対応できます。
ただし、テッパン系の調理器具を使う場合は注意する点もありますので後に紹介します。
拡張性が高い
この拡張性の高さもメリットです。
レギュレーターストーブST-310は名作すぎるバーナーのため各メーカーがこのバーナーに対する拡張グッズを販売しています。
SOTO自体からも弱点を補うグッズが販売されていたり、他メーカーからも遮熱板などが多く出されています。
遮熱板も結構な種類ありますので、自分好みのバーナーにデザインできる拡張性はST-310ならではのメリットと感じます。
SOTO レギュレーターストーブST-310のデメリット
さて。めちゃくちゃべた褒めしてきたSOTO レギュレーターストーブST-310。確かにメリットの多いバーナーであることは間違いないのですが、知っておいた方がいいデメリットもあるのでここではそのデメリットに着目して書いていきましょう。
SOTO ST-310のデメリット
・五徳が熱くなる
・スイッチが押しにくい
・幅をとる
五徳が熱くなる
レギュレーターストーブST-310を調べるとほとんどのサイトで紹介されているデメリットがこちらになります。
そうです。五徳が熱くなります。とはいえ五徳は調理器具をのせるための物なので熱くなるのは当たり前。なぜこのレギュレーターストーブST-310に限ってこの部分がデメリットになるのか…
それは五徳の構造上の問題になります。
五徳部分は、そのままレギュレーターストーブST-310の足部分にもなりますので当然五徳で感じた熱は熱伝導により足部分に伝わります。これがデメリットなのです。
話によると「火傷した」なんて話もありますから結構注意して扱う必要があります。
とはいえ、後に紹介しますが、レギュレーターストーブST-310はこの弱点を補うようなグッズの販売もされております。
足部分に装着するチューブなのですが、このチューブを装着することによりこの弱点は解消できます。
スイッチが押しにくい
レギュレーターストーブST-310のもう一つの弱点はこの点火スイッチの押しにくさ。
足の下にある点火スイッチは、横向きにつけられており、押すとどうしても本体が横に動いてしまいます。
また熱されやすい足のしたにあるといった点も少々怖い点ですが、安心してください。
こちらもSOTOから弱点を補うグッズが販売されています。
幅をとる
これはレギュレーターストーブST-310のメリットでもあり、デメリットでもあります。
CB缶は横向きにおけるといった安定性がありますが、その分幅をとってしまいます。
狭いところでの使用にはやや向いていません。
しかし、この場合でもテーブル付きの遮熱板を使用することで、テーブルの上に物をおけるなどスペースの上手な利用が可能になります。
ST-310のデメリットをメリットへ変える方法
さて、ここまででレギュレーターストーブST-310のメリットとデメリットについてある程度理解できたと思います。
メリットが非常に多いレギュレーターストーブST-310ですが、もちろんデメリットも…
しかしこれらのデメリットを補助するのがレギュレーターストーブST-310のメリット項目で紹介した拡張性。
デメリットをメリットに変えるべくレギュレーターストーブST-310には数多くの付属品があります。
ここではそれら便利グッズを紹介していきましょう。
五徳が熱くなるデメリットを解消する方法
SOTO レギュレーターストーブST-310のデメリット「五徳経由で足が熱くなる」は避けて通れません。
ベテランのキャンパーや登山家はこのデメリットや熱伝導性について身をもって理解していると思うので、さほど問題はなさそうですが、初心者となるとうっかり熱い部分にふれてしまい火傷をしてしまう可能性も…
こんな時に役に立つのが、『アシストセット』。
アシストセットには、アシストグリップが付属しており、このアシストグリップを使用することによって熱くなった足部分との接触を防ぎます。
さらに五徳自体の滑り止めにもなり、お洒落さもUP!
これは絶対あった方がいいですね。
アシストグリップの黒もあります。こちらもなかなか恰好良いです。
ただし、アシストグリップをつけてしまうとウインドスクリーンがつけれなくなるといったデメリットもあるのでこの辺は悩みどころ…
とはいえ火傷が怖いので、僕ももちろん購入しました!!
スイッチを押しやすくする方法
「スイッチが押しにくい」といったデメリットもレギュレーターストーブST-310では避けて通れません。
点火スイッチが横押になるようについているので、押そうとしたら本体も動いてしまいます。
『アシストセット』にはこの横向きのスイッチを押しやすくする点火アシストレバーもついています。
この点火アシストレバーを使用すると、本来横押であったものが下押に変わります。
すごく便利なので、やはり『アシストセット』は必須であると考えます。
遮熱板は安全のためにもスペース確保のためにも必要
レギュレーターストーブST-310でテッパンを使用するとき、テッパンの輻射熱がレギュレーターストーブST-310のガス缶に伝わり爆発する可能性がございます。
この可能性は否定できないので、遮熱板を取り入れることをオススメします。
遮熱板はSOTO公式で販売されているものもありますが、ヨコザワテッパンがレギュレーターストーブST-310向けに開発した「ヨコザワの盾」や、ZEN campが開発したデザイン性に優れた「遮熱板テーブル」などがあります。
このほかにも各メーカーがいろいろ出していて、安全やスペース確保のため以外にも個性を出したいときなどにオススメとなっております。
風を防止!ウィンドスクリーン!
レギュレーターストーブST-310は火がむき出しなる傾向があります。決して風に弱いとかではないけど、やはり防風対策をしているに越したことはありません。
特に自然下の風は結構強いですからなるべく対策しておきたいものです。
そこでSOTOは独自の防風グッズとしてウィンドスクリーンを販売しています。
上記の画像がウィンドスクリーンです。メーカーがしっかり製造したともあり防風効果はかなり期待できるそうなのですが実は欠点が…
それがこれ…↓↓
なんと、他の補助グッズとの併用ができないとのこと…これはかなりでかい。
防風をとるか、火傷防止をとるか…
悩みどころですがここがレギュレーターストーブST-310の凄いところ。
なんと他メーカーがレギュレーターストーブST-310用のウィンドスクリーンを作っちゃってるんですね。
例えばJeebellCampのこのウィンドスクリーン。
簡易的だが、デザイン性に富み、なおかつ防風効果もそこそこあるとのことです。
これはカッコいい。特にJeebellCampの歯型タイプは人気で、丸型よりもレギュレーターストーブST-310との相性がいいとのこと。
防風したうえにお洒落になるなんてメリットありすぎます。
是非購入を検討したいですね!!
このほかにも備品は多く販売されています。
まるでバーナー界のジムニーといったところでしょうか?
人気なゆえに多くのカスタムグッズが販売されているのです。
今回紹介したもの以外にもありますので探してみてください!
SOTO レギュレーターストーブST-310の雑学
SOTO レギュレーターストーブST-310についてここまで見てきましたが、最後に、レギュレーターストーブST-310の雑学というか今後の見通しを書いていきたいと思います。
ST-340 RangeはレギュレーターストーブST-310の後継機!
2022年。レギュレーターストーブST-310の後継機ともいえるST-340の販売が開始されました。
ST-340とレギュレーターストーブST-310の違いは火口部分。
火口部分が広くなることによりミドルサイズのクッカーでも満遍なく熱を与えることができるようになりました。
ただし、五徳の長さも変化することからこれまで使用できていた溶岩石プレートの使用はできなくなり、かつ重量もST-340の方が重く成ります。
レギュレーターストーブST-310は販売終了する?
ST-310 販売終了の検索結果がでることには驚きです。
おそらくST-340の発売報告による影響であると思いますが念のためメーカーに聞いてみたところ、「レギュレーターストーブST-310の人気は非常に高く現在でも多くのユーザーに高い評価を頂いておりますので販売中止の予定はない」とのこと。
ただ、ST-340の利便性がレギュレーターストーブST-310よりも高く、ST-340のユーザーが増えだすと中止を検討するかもしれないとのことです。
ST-310、ST-340どちらのバーナーも名作になりそうなので、お互い消えることはなさそうですね。
レギュレーターストーブST-310の限定カラーはめちゃくちゃカッコいい
最後にレギュレーターストーブST-310の限定カラーについてです。
モノトーン
先日楽天でレギュレーターストーブST-310をみていたところ限定カラーが販売されていることを知りました。
その名も『モノトーン』。
通常版より若干高いですが、全体が黒く塗装されており、落ち着いたクールな雰囲気になっております。
これはカッコいい。
個性を出したい方は是非『モノトーン』を選びましょう!
サンドベージュ
お次はAmazonでみつけたカラー。『サンドベージュ。』
かなりのレア度となっておりますので少々お高いです。
しかし、この格好良さ。これは素敵だ!!!
まとめ
はい。ということでまとめです。
レギュレーターストーブST-310は初心者でも熟練者でもオススメできるシングルバーナーです。
その理由はレギュレーターストーブST-310のコスパと利便性、そして拡張性といったメリットにあります。
レギュレーターストーブST-310は本当に自分好みにカスタマイズしやすいバーナーです。
デメリットを個性にかえたり、補ったり、育てていく楽しみが味わえるキャンプギアなのではないでしょうか?
もしあなたがレギュレーターストーブST-310の購入で迷っているならば、是非もう一度今回のレビューに目を通し購入検討の目安にしてみてください!!
では!
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