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伝説の多い低山。三池山へ潜入!

どうも。

よゐこパンダです。

福岡県の南に位置する大牟田。そこに手軽ながらも、伝説の多い山があるというので登ってみることにしました。

その名も「三池山」。

今回は三池山に相棒のF丸と登ってきたのでレポしていきたいとおもいます。

目次

三池山について

福岡県大牟田市の普光寺の背後に位置する、388mの低山。

地元の裏山のような存在ながらも、多くの伝説を持つ市の観光スポットのような場所です。

三池山の由来と伝説とは?

三池山の伝説で一番有名なのはおそらく「大蛇伝説」であると思います。

現地の地図や大牟田市の公式ホームページにも記述されているのはやはりこの大蛇伝説で、三池山の名前の由来ともなっています。

その伝説というのが、かつてこの地にお姫様がいたらしくどうも大蛇に狙われていたようです。その大蛇をこの地に住む「ツガニ」というモクズガニが三等分にし退治し、その3つの切れ端がそれぞれ池になった…そんな伝説です。

つまり、この山には大蛇伝説に由来する3つの池があるということになります。

またこの3つの池については朝里樹著の「山の怪異大辞典」についても言及されていました。

そこに記載されている内容としては、この山の頂上にかつて舞鶴城というものがあったという内容です。

舞鶴城は、敵が攻めてきたときには敵の場所などが透視できるような不思議な能力を持っていたそうですが、水を確保するため3つの池を掘った所、その不思議な能力がなくなったとか…

上に示した通り、この三池山の由来はいろいろあるようです。


登山口の前にそびえる普光寺と臥龍梅

大蛇伝説とともに見どころとなってくるのが「普光寺(ふこうじ)の臥龍梅」でしょう。

臥龍梅は通常の梅と違い、親株の枝が地を這い、その枝が根付いて新たな子株を産み、横24メートルにわたって咲き誇り、まるでその姿が地を這う龍のように見えることからこの名前が付いたそうです。

ちょうど3月が見ごろのようで、現在は5分咲きという現状でした。

にしても、龍だの蛇だの、ニョロニョロしたものにゆかりのある地であると言えます。

三池山を登っていく!

ではさっそく三池山を登ってみることにしました。

旬な臥龍梅見学!

現地で相棒のF丸と待ち合わせ、まずは普光寺で「臥龍梅」を観察。

入場料は300円になります。

F丸はこの地の出身でやはり土地の観光について詳しい。臥龍梅もそうですが、三池山も小学生などが遊びで登れる山と話しておりました。

つまり気分はおきらく観光モードです。

これが臥龍梅。地を這う龍のごとく梅の花を咲かせています。

普光寺裏に登山ルート発見!

山のルートはいくつかあれど、この三池山は普光寺裏から登っていくのが一般的なようです。

普光寺の裏手にまわると登山口の看板が見えてきました。

2つほど登山ルートがありましたが、片方は閉鎖されています。

こちらはおそらくマムシ谷と呼ばれる沢ルートのようですが以前の九州豪雨?で被災したっぽく現在工事中になっていました。

もう片方のルートはある程度整備されていて、いかにも修行者の通る神聖な道のような感じです。

綺麗に敷き詰められた布製の人工的なタイルと、似つかわしくないような大自然の天井のコントラストが、古代遺跡のような景観を演出しています。

さて。この景観の中を進んでいくとここで問題が…

F丸「や、やべぇ…きちい。もう満足!帰ろう!」

なんだと!!!!!!!!!??

以外に過酷な道のり

へばる相棒と丸腰戦士

2合目付近でへばる相棒のF丸。

まさかの展開。しかし何も入手なしで引き返すわけにはいかねぇ。

僕「とりあえず水飲もうぜ!水分は?」

F丸「いやないぞ…」

まさかの丸腰登山!!

この男…山を舐めすぎだ(笑)

小学生の時に簡単に登れた?…うんそれは分かる…でもな水くらいはもっておこうぜ!!

まあ最悪俺の水があったんで分けようかと思いましたが、とりあえず頑張るとのことなんで休息をはさみながらもゆっくり山頂を目指すことにしました。

牙をむき出しにする三池山

さて。三池山のルートは可愛いお地蔵さんをすぎたあとから過酷なものになってきました。

こんなんとか…

こんなんとか…

木の根が浮き出ています。

雨とか降ったら結構危険そう…

やはりこういう看板もありました。

「崖崩れ」

この土は冬眠中のオサムシとか採集できそう。

そんなこんなでいろんな景色をみながら歩いているととうとう開けた場所が見えてきました。

鉄塔と少し見晴らしのいい丘がです。

「三池宮」の看板があるのでまだ先があるのでしょう。

F丸もどうにかついてきていて一件落着。

ここで休息をとり再度歩き始めました。

唐突に現れた三池宮の鳥居

三池宮の鳥居と第二ラウンド

先ほどの開けた丘から少し進むと、唐突に鳥居が現れました。

「三池宮」

そう書かれた鳥居の先には、緑深い樹木が生い茂っています。

さて第二ラウンドのはじまりだ!!

第二ラウンドは第一ラウンドよりも急な登り道でした。

転がる岩が行く手を阻みます。

F丸もふらつきながらここをクリア。そうしているうちに再び開けた土地につきました。

「三池宮」の鳥居はここにもあります。

もう少しで頂上なのでしょうか、鳥居の先の道は整備されていて、神社への階段続きのようになっています。

ここでF丸。完全ダウン。

「俺はここで待っているから先に頂上に行ってきていいよ」とのこと。

頂上まではもう少しとのことで、その先を進むことにしました。

頂上への階段

さて。頂上までの階段が姿を現しました。

ここを超えれば頂上なんだな。ワクワクします。

思い切り階段を駆け抜けると、ようやく例の三池宮が姿を現しました。

しかし、どうも頂上っぽくない。建物があるだけで頂上を示すポールや看板が見当たらない。

建物の裏を散策してみると…

あったーーーー!

「三池山 一の山 今山岳 山頂」

ん?????

一の山だと??

言い回しがおかしい。普通山頂であれば山頂のみ記載されているはず。

一の山?ということは二の山があるのかな?

奥の方にすすむと新たな道が見えてきました。

とりあえず、二の山に行く前にセーブ…もとい景色を観察しておきましょう。

これが一の山からみた景色になります。

見晴らしはいいのですが、前方の木が少々邪魔かな…

っていうことで二の山へ行ってきます。

二の山へ…

二の山への道は、先ほどの道にくらべ足場自体は平らなものになってきます。

しかし、道が細い。

少し足を滑らせようものなら左右の藪に滑落する恐れもある。

高くはないものの、滑落して足でもくじいたら大ごとだ…

慎重にすすむことにしました。

細い道を進み、アップダウンを繰り返すこと数百メートル…

とうとう二の山のポールを発見。

そしてその横には岩があり、岩には「山」の文字が彫刻されていました。

わかっとるがな…ここは山や!

というか、もしかしたら暗号かもしれんぞ。

「川」

大きな声で叫べば石が動いて地下への道が開くと思っていましたがそんなことはありませんでした。

さて、二の山付近にも次の山を示す看板があります。

「三池山0.3㎞」

まだ三池山には登頂できていないとのことです。おそらくこの流れで行けば三の山がこの先にあるはず。

すすむぞ!!

三の山登頂!と謎の影

三の山へ…

二の山にあった看板に従って三の山方面へ向かいます。

道はこれまでで一番平坦。しかし左右からイノシシがでてきそう…

と頂上への道が見えてきました。

ココを駆け抜けたらゴールかな!!

ふと横を見るとこんなものが…

パワーUPスイッチ!!

なんなんだこれ!?

しかも故障中か!!てか故障ってなんや(笑)

故障しているんなら仕方ないとおもいつつ、また少し進むとこちらにも

パワーUPスイッチが!!

どうやらこっちは故障していないので、試しに押してみる。

ポチっとな…

……

何も起こらんがな…

とその時!力がみなぎってくるではないか!

【よゐこパンダのHPが全回復した】

なんだこれは!どういうからくりか知らんが本当にパワー回復!すごい!RPGかよ!

とりあえず、なんか不思議な力があるボタンなのでもし三池山に登頂する機会があれば是非押してみてください。

ここから全力でかけぬけ…

ついた!!

三池山山頂!

ちなみに三池山が三の山のことらしいです。

景色は良くないですが、登頂できただけでも満足!

ゆっくり休もうかとベンチに座ろうとしたとこで謎のおじいさんに遭遇しました。

幽霊か神様か人か…不思議なおじちゃん現る

全然気づきませんでしたが僕の背後に黒いジャケットをきたおじいさんがいました。

白髪交じりの髪、真っ白な髭…服装はジャケットに革靴といったこの場所には似つかわしくないお方でした。

少し怖がりながらも一応挨拶。向こうも軽く会釈をし、僕が来た道をゆっくり歩いていかれました。

なんなんだろ…

こんな山奥にジャケットで革靴?

F丸よりも軽装備。しかも飲み物も持っていない。

不思議でもあり、神聖でもあり、人間なら逞しい感じでもありました。

話を戻し三の山の山頂ですが、ここには簡易地図が設置されていました。

簡易地図によるとどうやらこの先の茶臼塚山(四ノ山)が二番目のビュースポットだそうです。

さらに言えばその先にある鳴川山が一番のビュースポット。

とりあえず進もう!四の山へ進みます。

茶臼塚山はなかなかのビュースポット

三池山にきたら茶臼塚山は抑えよう!

三の山からほどなく行ったとこに茶臼塚山はあります。

三池山の景色といえばこの山からの景色が一番一般的なものと思われます。

よくネットで出てくる画像も、ここから撮影したものであると推測できます。

広い丘のようになっていて、ベンチもあり、遠くにはおそらく有明海?を望むことができます。

いざ一番のビュースポットへ!しかし魔の電話地獄!

この山で一番のビュースポットとされる鳴川山へ行こうとしたところ、

スマホに鬼コール…これじゃドローンもとばせねぇ(笑)

もちろんかけてきた相手はF丸。

内容は

「とりあえず帰りたいから早く戻ってこい」とのこと…

F丸てめぇおい!F丸!

つーわけでここで撤退することにしました。

パーティ登山は楽しく比較的安全だが、探索に制限時間があるっていうのがよくないな…

まあ登るときに退屈しなかったのはよしとして、こんどソロで来た時じっくり散策してみよう。

あとF丸の体力UPも今後の課題。

冒険の相棒としていろいろ一緒に回りたいから、トレーニングしていただこう!!

F丸恐怖体験

ここでF丸の電話に出ることにしました。

僕「おう!俺探索中やぞ!こっち来てくれ!」

F丸「場所がわからんけはやく戻ってきて」

僕「大丈夫!道なりにきてくれ!」

F丸「道なんてない…うぁあああああああああああああああ!!!!!」

突然のF丸の叫び!

僕「もしかして黒い服きたおじちゃん?」

F丸「そう!まじで焦った!」

正体はあの三の山でみかけたおじいちゃんですww

(という自分も三の山で遭遇したときは腰を抜かしそうになりましたが…)

合流と下山

二の山で合流

とりあえず二の山で合流しました。

F丸曰くここに来るときの道より、おじいちゃんのが怖かったようです。

「登山で人とすれ違うのは反則級の怖さ」と言ってましたがわかる気がします。

下山

帰りの道は案外簡単なもので結構するすると降りることができます。

下山は足にくるから僕的にはあまり好きではないですが…F丸は結構慣れた速さでついてきていました。

しかし、結構はやくおりようとも一向にあの黒い服を着たおじいさんに追いつかない…

あのスピードはめちゃくちゃ遅かったから追いついてもおかしくないはずなのに…

もしかして、やっぱ神様なんかなぁなんて思いながら三池山を後にしました…

感想

福岡県大牟田市にある三池山の登山は、話に聞く以上に過酷なものでした。

これらは僕とF丸の完全なる油断から来ていたものと思われます。

まずF丸の反省点として、装備と体力は備えていこうってとこですね。

せっかくきたのにきつくて途中でばてたら一番の目標である山頂をたのしめませんから…

次に僕の反省点としては、話聞いただけで楽な山と思い込むことと、靴下がくるぶし問題ですね。

前者に関してはしっかり下調べをしていく必要があると感じました。

いくら小学生や園児が登れる山とはいえど、やはり子供の無限ともいえる好奇心と体力にはかな合うはずがありません。

後者に関しては前回の反省を全然いかせてないってところです。

こればかりは治さないと…すぐ忘れる癖をどうにかしたい(汗)

また池を見つけることができなかったのが今回一番後悔すべきところであると思います。

3つの池はどこにあるんだろう。

ネット上に情報によると三池宮付近にあるとされていますが、どの辺だ…

全然わかりませんでした。

はい。というわけで、三池山に登ってきましたが上記の反省点以外はなかなか面白い体験だったと思います。

やはり仲間と登ること、そして臥龍梅を見れたことは今回大きな収穫であったと思います。

とりあえず今年は、「三角岳」「三池山」と二つ登ってきているので目標まであと8つといったところでしょうか?

頑張っていきたいと思います。

【アクセス】

住所:大牟田市大字今山2538

普光寺裏に登山口あり

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