はじめまして、これからブログに記事を書かせていただきます”ぽる”です。
子どもの頃からアウトドアが得意だった。。。なんてことは無かったのですが、人生は不思議なもので現在アウトドアのインストラクターをしています。
九州から出ることが少ないため雪国ならではの知恵というものはありませんが、海から山まで様々なアクティビティについて自分が得てきた知識や技術をしたためさせて頂きます
さて、今回のお話はアウトドアにおける食料調達についてーマムシ編ーということで
実体験に基づくマムシの下処理方法について話していきます。
なおこの記事には動物解体などグロテスクな表現や危険な行為が含まれています。
当ブログでは、解剖及び動物の飼育に関して、「大切な命や自然から何かを必ず学ぶ」ということをコンセプトとしていますので、解剖した動物はしっかりいただきますが、表現が苦手、個人の倫理感とは違うと思った方は読むことをお控えください。
マムシについて
みなさんご存じの通りマムシは日本各地に生息する毒蛇です。
毒性は強く、残念ながら毎年亡くなる方がいます。
噛まれた話しを聞くと、傷みと腫れが強く、病院で治療をしても1ヶ月ほどは完治しなかったそうです。
ちなみに日本に生息する代表的な毒蛇はマムシ以外にハブとヤマカガシがいます。
野生のハブは南西諸島でしか遭遇することは無いかと思いますが、マムシやヤマカガシは比較的身近に生息する蛇なのでアウトドア中に遭遇することがあるかもしれません。
ヘビには地域性があり、模様が異なることがありますが、見分け方を身につけておいた方が良いでしょう。
マムシを捌いてみよう
それではマムシの捌く方法についてです。
①捕獲して首を落とす
さっそくですがマムシを捕獲するところから始めますが…まず、ヘビの捕獲に慣れた人で無いならば、直接手掴みは避けるべきでしょう。
ヘビが噛みつく距離は頭を縮めている距離と同等と言われています。噛みついてくる距離には入らないように、範囲外から頭を押さえて動きを封じ込めましょう。
頭を押さえたら、そのまま首を切り落とします。
②皮を剥こう
首を切り落としたら皮を手で剥いていきます。少し力がいりますが、スッと剥がれて身が見えてくると途端に食材という感じがでてきます。なかなか剥けない場合にはナイフで切れ目をいれつつ剥くと剥きやすいです。
③内臓を取り出す
次に内臓を頭の側から皮を剥くときと同様に剥いていきます。
首を切り落とす際に全部切り落とさずにおなか側を繋げたままにすると頭を引っ張って内臓を引っ張りだすことができます。
ただし毒牙はついたままなので、先に毒牙は落とすなど注意してください。
綺麗に取り除いたら、軽く水洗いして血を落としたら完成です。
食してみる!そして感想!
では次に食レポ開始です!
今回はオリーブオイルと塩こしょうで頂きました。
野生動物なので気持ち長めにしっかり火を通した方が安全です。
味の感想は世間の噂通り鶏肉がぴったりという味で美味です
ちなみに聞いた話ではヘビの中で一番美味しいのはマムシだそうです(私は食べ比べたことがありませんが)
極限状況下にならないと役に立たない知識ではありますが、ヘビは貴重な動物性のタンパク源となり得ます。突然の大災害や、アウトドア中の遭難など、突発的に訪れるかもしれない極限状況。いざというときに身につけておくと役に立つことがあるかもしれません。
最後にヘビも1つの命です。捌いた後に気持ち悪くなって捨てるなどの無いよう。しっかり命を頂いてください。
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