どうも。
よゐこパンダです。
ここ最近冷え込みが酷すぎて本当に困っております。
さて、正月休みに同ブログのアウトドアアドバイザーぽるとさっそく釣りに行ってきたのでここに記しておきたいと思います。
今回の場所は危険なことと、なによりぽるが内緒にしといてとのことなので、名前と詳しい書き込みは控えさせていただきます。
では、さっそく書いていきたいと思います。
お前も秘境に行かないか?
「お前も秘境に行かないか?」
先月突然ぽるが言い出しました。その目はまるで鬼のようで断るのに躊躇してしまい行くことになりました。
その秘境は福岡県にあります。
満潮時そこは陸地から隔離され、まるで海賊が財宝を隠した宝島のように我々の前に立ちはだかります。
その島の名前をここでは隠語として「野菜島」としときましょう。
野菜島への入島は難しく引き潮時に浜辺を通っていくルートか、船をだして先端まで到着するルートの二つがあるとされています。
さて、今回は満潮時から少し引いていた時間帯を狙い入島することにしました。
はなしによると完全満潮時には隔離され島自体に入れなくなるので、完全に引き切る前がいいとのこと。
逆に引き潮時に入っていくと戻れなくなるとのことで、この時間帯を狙い入島することにしました。
過酷な道のり
この日風速は3と比較的少なく、また波も穏やかでした。
一つ気になる点は潮のながれが比較的早いこと。
それ以外は天候も時間帯も良く最高の釣り日和といえるでしょう。
さて、現地に着くとぽるが警告していた通り超巨大な浜がある。
まずはその浜を歩くことになるのです。
浜といえども砂浜ではなく砂利道のようなもので、バランスをくずすは足が痛いわで結構過酷でした。
遠くにイルカのペアを確認。親子でしょうか?カップルでしょうか?
とりあえずイルカがいると釣り師にとって良いことは無いので先が思いやられるばかりです。
さて、砂浜をこええるといよいよ入島。
この時ある程度潮が引いているのであれば、いまのような道をあるいて島へはいいることができます。
しかし、まだ潮の引きが足りなかったのか、下道を通ろうものなら胸元?頭まで入水するのが必須になってしまいます。
「ここで待とうか?」
ぽるはいいます。
しかしせっかく来たからにはある程度の深さが欲しいもの。
もちろんこちらがある程度引いていても、先端の方は深いので十分に釣りはできますが、やはり不快に越したことはありません。
「いや、行こう。でもどうやって行く?」
僕が尋ねると、ぽるはいいます。
「少しここを登ろう」
目の前には大きな崖が!!!!
「まさかこれを?」
「大丈夫。上に行けば足場は広くなる。難関はここくらいや」
そういうとぽるはすかさず崖を登り始めました。
釣り人がかけたであろうロープがありますが、ぽるは「ロープは信用していない」といってそのまま上っています。
まるでボルタリング!!
以前ボルタリングをしといて本当によかったです。
ここでその知識がいかされました。
ついでに崖から下を見下ろすと…
結構高ぇ~~~~~~~~~
どうにかこうにか崖を上ることに成功した僕らは、先端を目指して歩いていきます。
この島にある謎
さて、崖を上った先には足場の悪いアップダウンがいくつかありましたが、ここもどうにかクリアできます。
しかし、ここはフローティングベスト、そしてロッドケースは必須になりますな。
荷物がおおいと動けないですし、体力的にもきついでしょう。
そんなことを考えながら先に進むと、巨大な洞窟を発見しました。
防空壕かなにかか?
さらには水のたまった洞窟も…
この洞窟は潮が満ちたときにつかるのか、数匹のフグがいました。
要約先端の方にたどり着きそうになるもまた洞窟。
この島には無数の謎の洞窟があるようです。
この奥には何があるのか?
恐ろしいのでいきませんでしたが、ここは探検する価値があるかもしれません。
特に面白いと思ったのがこのトンネル。
ちなみにここの歴史を探ると、この洞窟は特攻艇の隠し場所だったそうです。
時を遡ること太平洋戦争時代…
敵国の兵士が本土に上陸することを恐れた日本軍は、上陸しそうになった敵国の船に奇襲をかけるための通称マルレと呼ばれる特攻艇の隠し場所を作ったそうです。そしてその隠し場所こそこの島になっています。
確かにこのくらいの大きさの島なら、基地が作りやすいのかもしれない。
小さいので敵の警戒も薄くなるのかもしれない。
このような戦争の生生しい痕跡を目の当たりにして、釣りの事など完全に飛んでいました。
さて、島内の洞窟を写真で収めた後、特に回るところもなくなったのでいよいよ釣りを開始します。
無数の岩場でロックフィッシュを狙うも…
島中のいたるところに点在している岩場。
そして、潮通しのよさと過去の実績から釣れるのではないか?と期待していましたが、3時間程粘ってみても釣れることはありませんでした。
本命のヒラメ、そしてサブのカサゴを狙いますが、僕もぽる氏もアタリ1つありません。
「こりゃダメだ…」
季節なのか、潮なのか…はたまたイルカのせいなのか、魚の活性が低すぎるのを感じた僕らは秋諦めモードに入っていました。
とその時!!!!!!!
「おい!やったぞ!!」
ぽるの声が聞こえてきました。
振り向くとなんと、40㎝以上はあろうチヌを抱えたぽるが勢いよくベースキャンプに戻ってくるではないですか!!
「おお!やったな!!何で釣った?」
「ブラクリにガルプやぞ!」
なんとまあ、エサやジグでもなくブラクリという完全根魚専用の仕掛けにガルプを垂らしていたら釣れたとのこと。
「これは刺身サイズやないか!」
「これは刺身いけるな!」
そう叫ぶぽる氏がうらやましい。
新年そうそうやりおるな!!
それにしてもデカい…
対して僕の方は…ボウズ。
まじで…
ボウズ
久しぶりに完全ボウズを喰らいました。
ここは秘境なのだからせめてカサゴくらいはと油断していましたが甘かったようです。
「冬の魚は難しい」
そういうことです。
それから粘ってみたものの釣れなかったので、少し名残惜しいですが、このマルレの隠し基地・秘境「野菜島」を後にしました。
感想
今回、この島への上陸目的は釣りでしたが、今は歴史探索がしたい気分です。
この島には僕らが想像する以上に深い歴史があるようなそんな気がします。
また、今回は冬場だったのでそもそも釣果には期待はしていませんでしたが、春先にアオリイカでも狙ってみたいと思えるような場所でした。
いい感じの深さですし、潮通しが良い場所なので、何かしら巨大な生命反応があってもおかしくはありません。(イルカ以外で)
さて、最後になりますが、秘境探索は面白いですね。
歴史の影に隠れた大自然は不気味ながらも、凄まじいオーラを発しています。
ここ「野菜島」もそうですが、以前ビーチとして活用されていた「ともろビーチ」や、熊本県の波野村にある「サティアン跡地」も気になるところです。
以上が今回の冒険の感想になります。
またここには今後訪れると思うので、その時は今回よりいい釣果や詳しい歴史のどちらかを載せることができればいいと思っています。
以上です。読んでくれてありがとうございます。
では!
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