どうもよゐこパンダです。
海っていいですよね。波の音、爽やかな風、でもってワイルドに釣りもできる。
海ではできることがたくさんあります。まさに冒険にはうってつけの場所。
しかし意外に知られていない遊びなんかもあります。
「ビーチコーミング」
浜を散策して漂着したお宝を探す遊びなんですが、これがすごく面白い。
どこかの国のゴミや、釣り人がなくしたルアー、中には想像以上の値段になるお宝が見つかる可能性も!!
今回は「ビーチコーミング」について紹介していきたいと思います。
ビーチコーミングとは?
まず「ビーチコーミング」という言葉について説明していきましょう。
ビーチコーミングとは、海岸に打ち上げられた漂着物を収集したり観察したりすることを言います。
収集品を加工して装飾品にしたり、また集めたものを並べてSNSのネタにしたりと、結構いろんなことに使えますのでなかなか面白い遊びといえるでしょう。
運が良ければ、ものすごく価値のあるお宝や貴重な石なんかも見つけることができます。
そう。ビーチコーミングは夢に満ち溢れた「お宝探し」のようなものなのです。
ビーチコーミングで得られるメリット
ビーチコーミングで得られるメリットはたくさんあります。
例えば、貝殻なんかを拾い装飾品に変えることができます。うまく作った装飾品は頑張れば道の駅やネットで売ることができますし、自分で身に着けることもできます。
それに加工の技術も身に付くでしょう。
また、壮大な自然の中で遊ぶことでストレスが緩和されるといったメリットもあります。
さらに言えば、ビーチコーミング中に集めたゴミを持ち帰ればボランティアにもなります。
ビーチコーミングは非常にメリットの多い偉大な自然遊びなのです。
収集しても大丈夫?注意事項
さてビーチコーミングのメリットを伝えたところで、さっそく何か収集しようと考えている人がいるかもしれません。
でもちょっとまった!!
ビーチコーミングはある程度のルールを守らないと非常に危険な遊びにもなるのです。
例えば、打ち上げられた海外からの漂着物には想像もしないような猛毒が付着しているかもしれません。
また、化石の採取等は景観を崩す恐れがあるので禁止されている場所もあります。
博物館の方に聞きましたが、石ころのような剥がれ落ちた化石などは記念に持ち帰ってもいいが自己責任でおねがいしますとのことです。また壁や大岩を削るなどの外観を損なうような行為は絶対にしないでくださいとのことです。
貝殻についても、できれば持って帰らないでほしいと嘆く学者もいますし、その場所が個人の敷地内の場合もあります。
また生体採取は密漁になる可能性もあります。
これらの事を考えるとビーチコーミングが相当リスキーで複雑なルールに縛られた遊びということが分かるでしょう。
「これはとっても大丈夫」「このくらいならとっても大丈夫」と明確な根拠がある場合のみ自己責任での採取をお願いします。
こういう場合は国の方や博物館の方に事前に相談するのもありです。
しかし人によって考え方も様々ですので、厳しい人に当たると叱責される可能性もありますし、許可をもらえる場合もあります。
ビーチコーミングはトラブルのないように自己責任で行うことが前提の遊びです。
ビーチコーミングで出会えるもの
では実際にビーチコーミングで出会えるものについて、実例をあげて紹介していきましょう。
漂着物系
ビーチコーミングといえば漂着物です。そもそもビーチコーミング自体が漂着物を集める遊びですから、この漂着物がメインになってくるでしょう。では一体どんな漂着物があるのでしょうか?
ゴミ
ビーチコーミングでは誰かが捨てたであろう発泡スチロールの破片やビニール片、釣り糸なんかを見つけることができます。これらは利用価値としてメリットはないですが、自然保護のために持ち帰るのもいいかもしれません。
たまにはボランティアもいいものです。
海外のゴミ
ビーチコーミングをしているとどこから流れ着いたのか海外のゴミを見かけることがあります。
謎の文字が書いてある缶、パッケージ、様々な形で見ることができます。
こちらもゴミなので利用価値はありませんが、普通のゴミよりはレアなので観賞する分にはもってこいでしょう。
どこから流れ着いたのかそのルートの妄想に浸るのも乙です。
ただし汚く、何が入っていたか分からない容器が多いので持ち帰りはやめときましょう。薬物や猛毒の可能性もあるので…
流木
海には形のいい流木が流れ着くことがあります。特に流木はインテリアや、水槽のレイアウトとしてものすごい価値を発揮します。しかし、その反面、「虫が生息していた」「虫に食われて内部がボロボロだった」という話もよく聞きます。
流木を持ち帰るときは、乾燥した頑丈そうなものを選びましょう。
シーグラス
ビーチコーミングの定番といえばシーグラスです。
シーグラスはガラスの破片などが波にもまれて丸みを帯びたもので宝石のようにも見えます。
よくシーグラスを集めたものが道の駅やネットオークションで売られたりしていますので人によってはかなり価値のある品物とみていいでしょう。
肝心なレア度ですが、実はシーグラス事態それほどレアではありません。ただシーグラスの色によってレア度が分かれるようですので参考グラフを掲載しておきたいと思います。
ルアー
根掛したものが流れ着いたのか、誰かが捨てたのか、たまに海岸沿いにルアーが落ちてあることがあります。基本的に錆びて使い物にならないものが多いですが、稀に新しいものや有名メーカーのものなどが落ちています。
自然保護のためにも再利用のためにも回収しましょう。
貝殻・生物の骨系・生体
生物関連のアイテムは法律上厳しく規制されている場合があるので、県や国に指示をもらう必要があると感じます。
特にサンゴの収集は厳しいので、収集前に確認を取りましょう。
小さな貝殻
砂と一緒に落ちている小さな貝殻。集めて瓶に入れるとかなり美しい。しかし、この貝殻は意外に貴重で後々砂になるから取りすぎないで欲しいとのこと。
少し記念に持って帰るくらいならいいでしょう。
サクラガイ
ピンク色をした綺麗な貝。採取場所として由比ヶ浜が有名。
僕は見たことがないのでかなりレアな貝だと感じます。
【追記】
2022年5月熊本県の長洲で桜貝を発見したのでここに記します。
ウミウサギ
この貝もなかなかレアな貝です。後述するタカラガイを白くしたような貝です。結構探しましたがなかなか見つかりません。
タカラガイ
ウミウサギ同様につやのある貝。艶や形からか人気が高い。
ルリガイ
瑠璃色をした貝で美しい。某ブログによると相当なレア貝だそうです。以下引用になります。
暖かい海域を好み、日本では相模湾にも生息すると言いますが、実際ゲットは難しそうな印象です。
2012年日本自然保護協会主催の貝殻探しプログラム報告では、全国1856名の地域市民が参加して計3640件の貝殻情報を集めたそうですが、ルリガイはそのうちたった2件しかなかったそうです。
このレア度に関しては、リンクより参照してください。⇒「ルリガイのレア度」
イルカの耳骨
パワーアイテムやお守りとして名高いです。「布袋石」の異名を持つこの骨は江戸時代から縁起物として扱われています。また海という点と平衡感覚を司る器官の骨ということから、サーファーに人気のあるお守りとなっています。
化石
近くに層のある岸壁を見つけたら化石が落ちている可能性が高いです。特に2枚貝の化石は結構ありますし、稀にアンモナイトやサメの歯などもあるとか…
僕はキッシュウタマキガイや角貝の化石を見つけたことがあります。
石として落ちているものは記念に持って帰るのはありみたいだが、壁を削って掘り出そうとする行為は絶対にいけません。
アンバーグリス(龍涎香)
超激レアアイテム。「浮かぶ金塊」「幻の香料」の異名を持つがその正体はマッコウクジラのゲロのようなものです。
香料や漢方など利用価値があり、1g2000円もの金額がつく場合があります。
過去に和歌山で多く発見された記述も確認できているとのことなので、和歌山は場所として結構いいのかもしれません。
ちなみにアンバーグリス採取の事例は日本が多いようです。
ハマダンゴムシ
ビーチコーミングでは思わぬ生物に出くわすことがあります。ハマダンゴムシなんかもその例で、最初にみたときこんなダンゴムシいるんだとびっくりした記憶があります。
ハマダンゴムシはいるところにはいて、いないところにはまったくいないようです。
この他にも様々なアイテムや生体に出会うことがあります。
ビーチコーミングは本当にたのしく素晴らしい遊びなんです。
さぁ宝探しに出かけよう!!
いかがでしたか?
ビーチコーミングの素晴らしさを理解いただけると幸いです。
今回の知識を活用して、レアなアイテムと出会えるといいですね!!
もし、レアなアイテムをみつけた方がいれば情報お待ちしております!!
今回の記事はこれで終了になります。
では!!
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